疲れた
リアルの世界は虚構だ。学歴、成績、努力家かどうか、そんなもので結局人の価値が決まる。人間性そのものは価値とはあまり関係がない。
リアルは窮屈だ。私は真面目だから何なのか、学校に行けば割と評価される。教師にも好かれる。ついでにいつも笑顔で明るく話すから、作ろうと思えば話す相手は作れる。しかし、その相手は、私のそういう部分しか見ていないのだ。私の心は、その中にある苦痛は嘆きは、悲しみは寂しさは、怒りは憎しみは、その人間の目には映っていないのだ。
私は真面目で明るい。だからリアルでは、身体障害者で前向きで頭のいいすごい人と見られてしまう。勝手に相手は騙されていく。私の陰の部分は私が隠さなくても勝手に隠れていく。明るく振る舞いたい人間にとっては好都合だろうが私は違う。
そして私は虚構の世界を生きる。