孤独な心

家庭内での虐待の経験、身体障害、の両方を持つ人のブログ

遊戯王vrains98話感想

まず初めに。ボーマンはライトニングを消すようなことはしなかったね。まずそこを謝る(え)

 

なんだかんだでボーマンはライトニングの側だったんだなとは思った。本当に正々堂々やらせたいならライトニングが仁の意識を人質に取ったその時点で干渉してるはず。目的のために効率のいい方法を選ぶという意味ではボーマンも同じだなと思った。

 

仁の精神を崩壊させたのも、リボルバーの父親に電脳ウイルスを仕込んだのも全てライトニングだったということで、本当に無慈悲なAIだなと思った。おそらく、仁の精神を崩壊させたのは、人間に恐怖というものを与えると面白い反応をする、というだけで、特に悪意などは無かったんだろうけど。

 

他者の事を全く考えない自分勝手極まりない、という意味で確かに人間っぽいのかもしれない。ライトニングの取る行動は短期的に見て合理的というだけで、長期的に見ると合理的に反するものだ。そういう意味でAIらしくない。永遠を生きる生命体であり多くの情報を処理できるにも関わらず、有限を生き、限られた情報しか処理できない生命体の様に振る舞っているからだ。

 

リボルバーが消える(多分ボーマンを倒すまでの一時的な退場)というのは少し予想外だったけど、プレイメイカーVSボーマンという正真正銘一対一のフィールドを作り上げるには、まあ、退場せざるを得なかったんだろうね(制作側の話)

 

ライトニング以外のイグニスは人間と共存できる、むしろライトニングの被害者という事実を認識したリボルバーにとってもう今人間と共に歩むことを決めたイグニスは敵ではないんだろうな。そしてその中でも一番、人と共に戦うのを見てきて、仲間のために怒り、非道に対して憤るアイのことは一番認めてるんじゃないかと思う。

 

まあこれで今回の件がひと段落付いたら完全にハノイの騎士が仲間になるね、うん。

 

ボーマンがどういう姿勢なのかわかるのは次回だけど、ライトニングの罪の大きさをきちんと認識し、正々堂々戦うという事の大事さを理解している時点で、非道な悪人ではないんだろうな。

 

自分を生み出したライトニングが、自分に存在意義を与えたライトニングが悪だったということを認識した以上、多少の精神的揺らぎ…自分がやってきた事やろうとしてきた事への迷いはあるだろうと思うけれどどうなんだろう。