空想の中の自分①
私は幼い頃から空想が趣味だった。題材はアニメである。漫画というのは買ってもらえなかった…というか与えられなかった時期が長く、与えられていた時期も短いので、まあ私はほぼほぼアニメが空想元だった。アニメはまあ見せてもらえていたのである。わざわざ母親が録画してくれていたことも覚えている。12歳ごろを境に、アニメなんていつまでも見るなと急に母親が変わりだしたことも覚えている。そのため、母親がわざわざ録画してくれていたことへの感謝も吹き飛んだ。まあそうやってありとあらゆるものを良いものから悪いものへと塗りつぶすのが私の母親である。まあそんなわけで、私はアニメを13歳からの数年間見れなくなった。
ネットができるようになってからはアニメやら二次創作小説やらを見ているので割と自由になったが、ネットが出来るようになって数年はゲームが一切できなくなったため、私は空想世界がメインになってしまった。
さて。空想の中の自分がどんな自分であるかだが。ぶっちゃけ時期によってまあ異なる。しかし、幼い頃から年一ケタぐらいの時は、空想の自分は女の子だった。その頃はポケモンの空想がメインで、他に見ていたアニメの世界へ自由にそこから渡っていく、という空想をしていたように思う。
女の子のキャラといっても、ポケモンの中に出てくるキャラの容姿をそのまま取り入れただけであった。詳しい説明は省くが、ポケモンをプレイする際、初めて性別を選べるようになったソフト(クリスタル)の女の子主人公をそのまま取り入れた。当時はまだ女の子主人公がアニメで活躍するというようなのはなかったので、そのまま取り入れることが出来たわけである。
ちなみに、2代目の女の子主人公から、アニメでサトシととともにレギュラー出演することになる。4代目は出演しないが。
さて、私の空想の話に戻そう。その空想の中の自分の視点となるキャラがどんな感じのキャラかというと。基本は泣き虫であった。良く泣く。当時の自分そのままだった。また、今の様に憎しみに囚われているわけでもない。割と普通だった。しかしポケモントレーナーとしてはかなり強い。悪いやつが居たら率先してやっつける。そこら辺は今の想像と変わらない。
また、姉が居た。二人。その二人も勿論ポケモンで実際にあるキャラを真似た。一人はアニメにも出るキャラ。もう一人は後に初代ソフトのリメイク時女の子主人公として描かれる、偶然に目にしたポケットモンスタースペシャルという漫画のキャラである。
自分はまあ末っ子だったわけだ。二人の姉に甘える感じである。ただいつも旅をしているのは一人の姉と自分だけだ。当時は、アニメの中の、サトシたちの旅の中に自分一人が加わって、もう一人の姉は別に旅をしている、という感じで、いつも一緒というわけでは無かったと思う。もう一人の姉はジムリーダーであるため旅はしていない。
空想の中の自分がどのようにアニメの登場人物と関わっていたかはあまり記憶には無い。が、まあそんなに色々な感じではないだろうなと思う。昔の方が想像力が豊かだったという事はないからだ。
まあなんというか。幼いときの空想の中の自分は、おとなしくて怖がりですぐ泣いて、でも戦いになると結構強い、そういう感じの女の子だったということである。なぜ女の子で想像していたのかはわからないがそっちの方がやりやすかったんだろう。私はもう幼い頃から女の子になりたかった男の子だったのだ。
記事が長くなるので分割する。